BLOG M_YUKARI
新年あけましておめでとうございます!
2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」
「辛」は季節でいえば秋の終わり頃、植物なら枯れた状態にあり、実は腐って地面に落ち、次世代のタネを大地に還す途中といったところでしょうか
また「辛」という漢字は、刺青をする針を表した象形文字である。針で刺すことから身体的な苦痛を表す言葉に当てられ、ツライ、カライ、ヒドイなどの意味を持ちます
これらのことを考え合わせると、「辛」は思い悩みながら、ゆっくりと衰退していくことや、痛みを伴う幕引きを意味しています
「丑」は、発芽直前の曲がった芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表している。種の中に今にもはち切れそうなくらい生命エネルギーが充満している状態
「丑」という漢字は、手の指に力を込めて曲げた形を表した象形文字である。元々は、ひねるや曲げるといった意味で使われていたが、作業の準備段階も表していることから、「はじめ」といった意味が派生しました
では「辛」と「丑」はどのような関係にあるのか
この2つは「土生金」と呼ばれる「相生」の関係にあります
相生とは相手の力を生かし強め合う関係をいい、緩やかな衰退、痛みを伴う幕引きと、新たな命の息吹が互いを生かし合い、強め合うことを意味します
衰退や痛みが大きければ命の初動が大きくなり、芽吹きが大きければその分、激烈に枯れる
辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年になることを指し示している
「辛」で思い悩みながら衰退をしつつ、「丑」で新しい生命の息吹がある
焦らず慎重に進めることが重要と、何とも強い意志が試される1年になりそうです
L’atelier-Kも2021年の「辛丑」に生まれる大きな希望を確実なものに出来るよう精進して参ります
本年もどうぞ変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます
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